お久しぶりです、一橋大学社会学部2年のエクレアです。
今回は一橋大学に新設される「ソーシャル・データサイエンス学部」の情報をわかりやすくまとめてみました。

横文字が圧倒的な存在感を放ってるよね。教育研究内容、入試の科目はどうなってるの?
初めに言っておくと、教育課程・入試形式ともにかなり他学部と異なっており、注意が必要です。しっかり確認しておきましょう!
学部について
商学部、経済学部、法学部、社会学部に加わる、一橋大学第5の学部「ソーシャル・データサイエンス学部」。
その研究内容は一言で言えば「社会科学」と「データサイエンス」の融合です。
ソーシャル・データサイエンス学部・研究科の「ソーシャル」は経済学、経営学、法学、政治学、社会学などの社会科学を意味し、新学部では、統計学、情報・AIなどのデータサイエンスに加え、社会科学も幅広く体系的に学べます。
出典:https://www.sds.hit-u.ac.jp/

具体的なカリキュラムは以下のようになっています。「ソーシャル・データサイエンス科目」「社会科学科目」「データサイエンス科目」という3つの科目区分から、それぞれ一定数の単位を取得するのが特徴です。

学士課程ではソーシャル・データサイエンスのゼネラリストを、修士課程ではスペシャリストを養成することを目的としています。

サイエンスって言ってるけど…理系なの?
後述の入試科目を見るとわかりますが、文系と理系の間をとったようなイメージだと思います。
↓他学部についても知りたい方はこちら(昨年の記事です)
入試について
ソーシャル・データサイエンス学部の入試には一般選抜(募集人数:55名)と学校推薦型選抜(5名)があり、一般選抜は経済学部と同様に、前期日程試験(30名)と後期日程試験(25名)の2回実施されます。
前期日程
国 | 数 | 英 | 理・社 | 総合問題 | |
共通テスト | 40 | 40 | 40 | 40*3 | ー |
第2次試験 | 100 | 330 | 230 | ー | 100 |
共通テストは計240点、二次試験は計760点満点です。
共通テストはの特徴は理社で、3科目を選択する形となっています。
「社会2科目+理科①2科目」だけでなく、「社会1科目+理科②2科目」でもOKということになります。

理系の人でも受験しやすい入試形式だね。
二次試験の特徴は大きく3つ、「社会がない」「数学の配点が高い」そして「総合問題の出題」です。
「理系の人でも受験しやすい」という共通テストの特徴が、二次試験にもよく表れていると言えるでしょう。

総合問題って何!?
総合問題は、「社会において数理的なものの考え方を応用する力、情報技術の活用について自ら試行する姿勢を確認するための科目」だそうです。
つい先日、総合問題のサンプル問題が公開されました。(詳細はこちら)
後期日程
国 | 数 | 英 | 理 | 社 | |
共通テスト | 40 | 40 | 40 | 40 | 40 |
第2次試験 | ー | 500 | 300 | ー | ー |
二次の数学がなんと500点。ちなみに数Ⅲからも選択問題として出題されます。
経済学部の後期日程同様、かなりハイレベルな戦いが予想されます。
まとめ
今回は一橋大学ソーシャル・データサイエンス学部の情報を紹介しました。
・「社会科学」と「データサイエンス」が融合した学術領域
・文理を問わず受験が可能
・総合問題の出題

数学でうまく得点できるかどうかが合否を大きく分けそうだね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
感想や質問等あればぜひコメントで教えてください!
コメント
個人的に総合問題がとても面白いなと思ったのですが、皆さんはどう思いましたか?