
記事の特色:読み物風に書きました。
※ホテルは半年前:10/1に予約していました。(モチベーションを維持するためにも早めに動き始めることは大事だと思います!)
どうも、山Pです。今日は二次試験実況レヴューというタイトルで、本番の振り返りをしていきたいと思います。
二次試験の問題をどのように解いていくのか・また、受験一般に関する注意事項・僕が経験した面白い事情も詳しく書いたので、息抜きに読んでみてください。
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試験前日:飛行機で羽田に到着。どんなふうに行けば最短ルートなのか知らないけど、モノレールにのって、浜松町駅で降りてSuicaを手に入れて(3000円あれば十分)、山手線に乗って新宿まで行き、新宿から遅延で有名な中央線に乗る。
各駅停車でも、快速でも大丈夫(中央特別快速は国立に止まらないので注意)。国立駅に到着。中野を抜けたらそこは田舎だったのが印象的。ボート部の方々がキャンパスまで案内してくれた。いろいろ話してラーメン屋に行く。(写真はない。ごめんね)。そこからまた国立を散歩して、試験前日だというのに本屋に寄る。
2時過ぎになったところで少し早いけどホテルがある立川に移動(国立から1駅)。
ホテルに到着し、2:30頃にチェックインできた。そこでテレビをつけてみるとロシアがウクライナに侵攻を始めたとのニュースが流れていた。試験前日だというのにびっくりして、地元の友達に電話した。
夜ご飯はローソンでハンバーグ弁当とプリンを買った。
数学の復習をして21:00過ぎに就寝。なかなか寝付けず、22:00過ぎにテレビを見ていたと思う。で寝たものの、翌朝3:00に目が覚めた。ただし睡眠が必要な体質であることはわかっていたので、4:30まで無理やり体をベッドに張り付けていた。
でそれくらいに起きて、数学を復習したりすとれれっちしたりした。6:00過ぎにバイキングに行く。結構受験生らしき人も見た。ただ、親が同伴していた人も多く、ちょっと寂しくなった。いろいろ準備して忘れ物がないことを確認。
8:00頃に国立を出発した。1駅だからすぐ着いた。8:30までには到着し、ほとんど会場1番乗りという感じ。ほかに来ていたのは10人もいなかったと思う。寒い中待つのは大変だったが、遅れていくよりはまし。1時間くらいたったところで建物に入れた。文語文の確認などをしながら試験開始を待つ。
1限国語
何も変哲な問題ではないな、と思っていたら、大門2は文語文じゃなくて古文やないかーと突っ込む。しかし、高校で1か月ほど行われていた国公立大学専用の2次対策補習に参加していた僕は、古文もよみなれていたのだー!
先生に感謝、と思いつつ、いつも通り要約、第1問、第2問と解いていく。時間もいい感じに残して10分ほど見直しに使った。
昼休みは菓子パンを食べたり、寝たり、数学のノートを見直したりしていた。ここが山場だ、目標は3問完答・少なくとも2問に手を付けられさえすればあとはうまくいくはずだ、国語で失敗してないし、英語は得意だし大丈夫、合格は見えているぞ、よーしと思っていたところで、試験一番のハイライトが表れたのだった。
2限数学
それは試験時間前に始まった。メインの試験官でない方が僕の受験票を確認してきたこと。コロナ対策のためマスクを着けていたが、それを外すように求められたとき、事件は起こった。実は僕は必要な写真を用意できなかったというわけで、共通テストの受験票と、2次試験受験票の写真を別々のものにしていたのだ。そして不幸なことに、試験直前には受験票に貼ってある写真とは対照的に、髪を伸ばしていたのだ。それを不自然に感じた試験官はメインの試験官をもよんで再三僕の顔を確認してきた。そして試験が始まった。メインの試験官が長い間僕の近くにいて落ち着かない状況だ。このまま別の部屋に連れていかれるんだろうか、受験資格を失ってしまうんだろうか、と気が気ではない状況だった。
問題自体は普通にやれば取れそうといった感じ。第1,2,3問で完答狙い、第4,5問でそれぞれ半分ずつ取ったら7割超えるのも夢ではないなあと見抜くことができた。
(この辺のセンスは大事だと思う。自分が解ける・解けないにかかわらずとも、いろんな引き出しをもって瞬時に多数派が考える結論に到達すること。才能というよりもセンス。問題をたくさん見て、たまには実際に自分の手と頭を動かして解いてみて磨きをかけていこう)
で、1時間を過ぎたあたりで2問くらいしか手を付けられていなかった。やばいなーとあせりつつ、3番目の問いに手を付けた。
でもそこから今までのストレスでだいぶ狂った感じがした。(そのせいで領域はちゃんと書けたのに、塗る場所を間違えていた)まあ他の問題のできているところで最低限点数を拾えただろうといったところで試験終了。
追い出されることはなくて一安心。法学部・社会学部の人たちが周りにあふれていることもあって、全部完答したよ~、解けなかった輩たちよ、乙!、などといった言葉に傷つくことはなかった。
5時過ぎにホテルに戻って、この調子で試験が終わるのならば明日の夜の飛行機に間に合わないことに気づく。そこで親に確認をとって、夜行バスを使うことにする。で、コンビニでその代金の支払いをするなど勉強どころでない状況(試験前日かよと今思い出しても笑ってしまいます、はい、あんぽんたんですね)。
この日は松屋でカツカレーを食べた。辛くておいしいカレーだった。おなかが満たされたところでホテルに戻った。世界史の復習をして、このままうまくいくんだろう、そしてこの町で過ごしていくことになるんだろうなあ、と感慨深くなっていた。
試験が楽しみすぎて睡眠不足に苦しんだ話
で先日と同様21:00過ぎに寝た。でも3:00に目が覚めた。この日は寝る気にもならなかったし、世界史の最後の追い込みをしたいなあと思ったので起きることにした。睡眠時間は実質2日連続で5時間ほど。10日前まで1日10時間寝ていたとは思えない、、、! そしてこれが2つ目の悲劇を生むことになる。
なんとなく鏡の前に立って自分の顔をまじまじと見ていた時のこと:あれ、俺の目、充血してなくてなんか色薄いんですけど、、、??????
移動のストレスなり、違う環境で生活していることなり、不眠なり、何らかの影響で貧血状態になっていたのだ! これはしまったなあ、動く気力も体力も残っていないぞ、、となった。とりあえずホテルが用意する朝ご飯を食べに行く。でも食欲もあまりないからサラダとフルーツを少々、40分ほどかけてやっとの思いで食べた。ここで自室に戻る。このままどうしようかと、不安になる。ただし冷静さは割と保てていた。親に電話する。持病があるわけでもないのでただの貧血だね、ということを確認したうえで、頭痛薬を飲み、ゼリー飲料で栄養を補給し、とりあえず会場に行けばなんとかなる、とアドバイスをもらう。ホテルのコンビニで必要物品を手に入れて出発準備を整える。お気に入りの曲をいくつか流して、気持ちを奮い立たせる。20分くらいたったところで、覚悟ができた。よし、このままゆっくり歩いていけば電車に乗ることはできる。頭もいちおうクリアだ。ここを乗り越えれば合格だ、、、
なんとか立川駅にたどり着き、電車に乗ることができた、えらい! 3分ほどで国立駅に到着。ただし出口を間違えたおかげで遠回りする羽目になった。東キャンパスに沿って歩いている最中に体が軽くなるのを実感、薬がかなり効いてきたんだ、よかった~と思いつつ、到着。とあるSNSに、「会場についたから合格はもらったぞ!!!」的なことをつぶやいた。
2日目、1限:英語
やっぱり今年も文章は一つだけなんだな~とか、英作文やな感じだわ、これw、とか思いつつ、素直に大門1から解き始める。いつも通りで丁寧に読めば大したことないなとは感じていたものの、単語を埋める問題と、和訳問題でてこずった。和訳は最後まで分からなかった(あれだけ英語得意だったのにな、、、)。英作文も書ききったしListeningは一発で聞いて(これは完答していた)、書けなかったところはないからまあ大丈夫だろう、という感想。
お昼は休んだり、いままで書き溜めた論述を見直したり、表紙すら取れてボロボロになった教科書を読んだりしていた。長いような昼休みも終わってしまえば短いんだなー。現役だけど世界史は得意だ。泣いても笑っても最後の勝負! いざ!
2日目、2限:社会(世界史)
まずすべての問題に目を通す。1番は定番、資料がちょっとややこしい感じがするが、最大限活用したいな、2番は見慣れない感じだけど、書くべきことは簡単に思いつく。政治経済に寄っちゃうけど、ミルトン・フリードマンとかフリードリヒ・ハイエクとかの新自由主義思想まで踏み込んで書いちゃおうと方針はすぐ見えた。3番目はド定番の日中韓関係史。文字数指定はないけど最後にかけて長く使うんだろうなと、方針が一瞬で見えるものばかりで一安心。
書いた順番は覚えていないけど、使った時間は、1>2>3だったはず。1は「自治都市」を持ってくる場所についてかなり考えてた。時間内に書ききることには成功したし、なんなら全問最終行まで埋められた(体調不良でも執念を見せつけたぞ!)
で試験が終わって解放された。気持ちよかった。スタバ前のベンチで担任と友達に電話した。他の受験生が感想を喋っているのは聞きたくなかったから、しばらくそこに滞在。頃合いを見計らって中央線快速に乗って新宿へと向かっていった。そのあとは晩御飯にカルボナーラを食べて、バスタ新宿の位置を確認してから、紀伊国屋書店本店を散策した。22:00出発のバスに乗り帰郷したのだった。
合格発表までの過ごし方:卒業式は終わり、別の大学から合格をいただくこともできたので、後期試験(神戸大学法学部)を受けることは考えなかった。とりあえず本を読んで過ごしていたなあ。
まあ、本番では何が起きるのかわからないから、メンタルは今から鍛えておこう。ここまで読み通してくれた君ならきっと大丈夫。
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