こんにちは、一橋大学商学部2年生のライと申します!
今回は僕は在学中の一橋大学について、徹底解説したいと思います!

今年もコロナ感染拡大の影響でオープンキャンパスがオンラインになってしまったということで
「一橋気になるけど情報が少ない・・・」と感じてる方も多いのではないでしょうか?
僕は大阪出身なのですが、特に関東以外の学校では一橋の情報は手に入れにくいのが現実です。
そういう事情もあって、「この記事を見れば一橋についてはだいたい分かる!」という内容を目指しています🔥
というわけで、かなり長い記事になります…(^_^;)
是非目次を参照して自分の気になる部分をチェックしてみてください!
基本情報
一橋ってどこにある?
一橋大学は、東京都国立市にある比較的小規模な大学です。
東京と言っても23区外で、東京駅からは電車で1時間程度かかります。

一橋がある国立市は、そこそこ栄えた駅周りと、その周りにある閑静な住宅街が特徴で、とっても雰囲気のいい街です!

ちなみに国立は「くにたち」と読みます。
その名前の由来は「国分寺市」と「立川市」に挟まれているからというとても安直なネーミングセンスです(怒られそう)
国立駅周辺はカフェや飲食店が多く、大学の空きコマを過ごすにはもってこいの街です!

ただし遊ぶ場所は少ないので、一橋生が遊ぶ場所としては、近くの立川や吉祥寺に出ていくことが多い印象です!
個人的には「誘惑が少なくて勉強に集中できる環境」って感じがとても気に入っています(笑)
何を学べるの?
一橋大学は文系単科大学で、その中でも「社会科学」を専門に扱う大学です。
「社会科学」って何かというと、一言で表すのは難しいのですが…
誤解を恐れず言うと、研究対象が「人間」である学問の総称を言います。
とは言っても勿論人体の研究をするわけではなく、「人間の営み」を研究する学問、という意味です!
例えば政治学、経済学、法学、心理学、教育学などが社会科学に当たります。
ちなみに一般的に大学で学べる学問は、社会科学の他に「自然科学」、「人文科学」があります。
自然科学は数学、物理学、生物学など
人文科学は文学や歴史学が含まれます。
ですのでこういった学問を深く学びたい方にとっては、一橋大学は合わない可能性が高いですね。
(それでも全く学べないわけではないです)
さて、一橋大学には現在4つの学部があります。
「商学部」「経済学部」「法学部」「社会学部」の4つです。
そしてなんと2023年から、新しく「ソーシャル・データ・サイエンス学部」という5つ目の学部が追加されるそうです!
その名前のインパクトから学生の間ではちょっと話題になっています(笑)
詳しい学部ごとの説明はまた後ほど行いますね!
一橋大学の入試は難しい?偏差値は?
一橋に興味が出てくると、気になるのは入試の難易度ですよね。
一橋大学の偏差値は多くのサイトで67.5となっています。
これは東京大学や京都大学、大阪大学に近い数字です。
まず、一橋大学は国立の大学なので、共通テストの受験が必須です。
それも「英語」「数学IA・ⅡB」「国語」「社会2科目」「理科基礎2科目」の受験が必須で、かなり多くの科目を勉強しなければいけないです。
そして二次試験でも「英語」「数学」「国語」「社会」の4科目が課されるため、受験生はかなりの勉強量を要求されます…!
総合的に見てかなり難しい大学と言えるでしょう。しっかり勉強しないといけないですね…!
とはいえ、天才肌しか入れない大学!というわけでもないです。高校で学ぶ事柄をしっかり身につけられれば、合格することができる大学だと思います。
学生もコツコツ真面目に努力して入学した人が多い印象です!
大学の雰囲気は?陰キャが多いって本当?
大学の雰囲気は気になりますよね…!
雰囲気が自分に合っていないと充実した大学生活は送れないかもしれません。
もちろん感じ方は人それぞれなので一概には言えませんが、あくまで僕の感覚で紹介させてもらいます。
まずはキャンパスですが、とてもカッコいいと思います!

建物はすべて赤レンガ造りになっていて、すごく高尚な雰囲気を感じます(笑)
個人的に特にオススメのスポットは図書館です!
中には大閲覧室という部屋があるのですが、中がめちゃくちゃお洒落…!

ここで自習したり、レポートの文献を探したりするととても捗りますよ!
そして実はこの図書館の外観もかっこいいんです!
特に夜は時計が光って神秘的な雰囲気でオススメです(笑)

また、キャンパスの奥は自然が多く、都会の喧騒から離れて学問に集中できる落ち着いた雰囲気ですね。

そんなキャンパスだけあって、学生も真面目に勉強している人が多い印象です。
たまに一橋大学の学生を「陰キャ」と表現する人はいますが、
落ち着いた人が多いので、見る人からしたら「陰キャ」と揶揄されてしまうことがあるのかもしれませんね。
ただし暗い人ばかりというわけではないです!
話せばちゃんと明るい方が多いですし、知的で話も面白い人に恵まれています。
大学ではとにかく遊び倒したい!と思っている人には少し合わないかもしれませんが、勉強も頑張りつつ楽しみたい、と思っている人には素敵な環境じゃないかと僕は思いますよ。
その他歴史など
興味ないかもしれませんが、一橋大学の歴史を少し語らせてください(笑)
一橋大学の起源は1875年(明治8年)に遡ります。
当時近代化の真っ最中だった日本で、諸外国に対抗するための商業の必要性を痛感した駐米代理行使だった森有礼は、渋沢栄一の援助を受け銀座尾張町に商法講習所という商業学校を創立させました。


実業家など、商業に強いビジネスマンの育成を目的とした学校だったということですね。
その後前身である東京商科大学を経て、1949年に一橋大学へと改称されました。
よく比較される東大や京大、阪大などの旧帝国大学郡とは生い立ちがかなり異なるわけですね!
ちなみに一橋大学、神戸大学、大阪市立大学らは旧三商大と呼ばれていたりします。
学部別解説!何を学べるのか?入試方式は?
さて、基本的な一橋大学の情報が分かったところで、ここからは学部別の解説をしていこうと思います。
「一橋行きたい!でも自分にはどの学部が合っているんだろう?」
とお悩みの方や、
「商学部と経済学部って何が違うんだろう…」
と疑問に感じてる方など、是非参考にしてみてください!
商学部
商学部に関しては、僕が在籍中の学部ということで結構熱が入ってしまうかもしれません(笑)
詳細はYouTubeのこちらの動画で語っていたりするので良かったら覗いてみてくださいね!
(さあナチュラルに宣伝をキメていくぅ)
さてさて商学部ですが、言わずと知れた一橋の看板学部です!
(言わずと知れてるのかな。そもそも一橋がそんなに知られてない説は否めない…)
前述したとおり一橋は元々東京商科大学だったわけですから、看板学部になるのは当然と言えます。
しかも国公立の商学部ってめっちゃ少ないんですよね。商学部のくくりなら日本ナンバーワンだと思います。
それではそんな商学部を何点かに分けて徹底解説していきますね!
何を学ぶの?
商学部で学べる分野は主に4つです!
「経営学」「会計学」「マーケティング」「金融」

…なんか難しそうですね(笑)
経営学はイメージしやすいかもですね。
企業の戦略や経営体制など、企業のあり方について学んでいく感じです。
会計学は組織のお金の流れを学ぶってイメージ。
利益がいくらで、損失がいくらか…みたいな。
マーケティングは商品の売り込み方の話ですね。
ターゲットをどう設定するのか、どんな広告なら売れるのか、どういう調査を行うのが効果的か…など。
金融は株とか投資とかの話が大部分ですね。
株の仕組みや、リスクを下げる投資は?みたいな話が出てきます。
そんな感じで、全体的にとにかく「お金」について学ぶイメージです!
授業では実際の企業の話が取り上げられることが多く、まさにビジネスマンとしての教養を身に着けている感じがします…!
実際に授業で扱った話をいくつか紹介すると、
・コカ・コーラ社のいろはすってなぜ成功した? ・投資ってどんな種類があるの?どう違う? ・企業の利益ってどうやって測るの?
みたいな感じで、どれも興味深かったです。
1・2年生ではこの4分野を満遍なく勉強して、3年生以降は自分の興味がある分野に集中していくイメージです。
学部の雰囲気は?どんな人が多い?
まず商学部の特徴としてゼミが4年間ずっとあります!
ゼミっていうのは、少人数で1冊の本や論文を回し読んでいき、議論したりする授業のことです。
大体3~4週間に1回、自分の担当箇所のプレゼンをすることになります!
本格的なゼミは3年生から始まるのですが、それでも1,2年生から結構ガッツリ学びます。
また、さっき紹介した商学部の科目は、必修な上結構勉強しないと単位が来ないことが多いです。
したがってコツコツ勉強する勉強熱心な人が多いです!
また、男女比は約3:1なので、ちょっと男性が多いですね(笑)
ただし経済学部はもっと男性が多いので、それと比べると商学部の女性は見つけやすいですね。
入試の配点は?
商学部は一橋の中でも比較的共通テストの割合が高いです。
国語 | 数学 | 英語 | 理科 | 社会 | |
共通テスト | 50 | 50 | 50 | 50 | 50 |
二次試験 | 125 | 250 | 250 | 0 | 125 |
注目すべきはやはり二次試験の配点ですよね。
なんと英数だけで全体の半分を占めています。この2科目でほぼ決まると言ってもいいでしょう。
特に数学は文系数学最難とも言われており、文系ながらかなりの対策が求められます…
一見理不尽な配点に見えますが、商学部はお金を扱う以上数字に強い人材が欲しい、という狙いがあるんだと思います。
実際、商学部は入学後も数学の授業が必修なので、数学が苦手/嫌いで入学するとしんどいかもしれません。
商学部志望の方は数学の対策を怠らず頑張りましょうね。
一橋の各科目の対策法については、YouTubeの方で随時更新予定ですので、お楽しみに!(またしても宣伝を挟んでいくぅ)
経済学部
多くの大学にこの経済学部は設置されていますよね。文系人気学部の1つです。
しかし一橋の経済学部は個人的にかなり尖っていると思います(笑)
それでは経済学部もしっかり解説しちゃいましょう!
何を学ぶの?
とにかく経済学です。もっと細かく分けるなら
・ミクロ経済学
・マクロ経済学
・統計学
・計量経済学
・経済史
…などなど。
ちなみにミクロ経済学とマクロ経済学の違いですが、視点の規模の違いと思ってもらえればいいと思います。
ミクロでは1人の消費者、1人の生産者などを主体として行動パターンを分析するのに対し、
マクロでは1国家単位での行動パターンを分析していきます。
一応僕も経済学部の「経済学入門」という授業を受けて両方学んでみたのですが、マクロのほうが難しかった印象があります
(これは個人差があります)
さて、ここで1つ注意なのですが、
経済学って皆さんが思っている以上に数学を使います!
特に微積分の知識は必須で、数Ⅲやそれ以上の大学数学の知識が必要とされることも…
もちろんそういった数学についても入学後に学ぶことになるので、数学が苦手な方は注意!
学部の雰囲気は?どんな人が多い?
僕は在籍していないので、友達の話などを参考に作っています。
さて、経済学部なのですが、実は「パラ経」(パラダイス経済の略)と呼ばれたりします。
これは他の大学でも言われているらしいのですが、経済学部は他学部と比べて単位が簡単に取れる…ことを揶揄しているそうです。
では経済学部は本当に「パラダイス」なのでしょうか?
他の大学の事情は分かりませんが、一橋に関して言えばこれは
「半分本当」で「半分嘘」な気がします。
経済学部の授業は基本的に出席を取らず、課題も少ないことが多いです。
もちろん先生によって個人差はありますが、その傾向は強いです。
つまり極端な話、時間割に授業が入っていようとも、遊びに出かけたり出来るわけです。
そういう状況を指して「パラダイス」と呼ぶことは出来るかも知れませんね。
ただし学期末に待ち受けているのが「期末試験」です。
上で書いたような授業は、試験の結果のみで成績を判定する場合が多いです。
つまり試験一発勝負!失敗するとたちまち単位を落としてしまいます。
そうした事情もあり、落単率はおそらく経済学部が一番高いと思います。遊び過ぎは禁物ですね^^;
さて、そんな経済学部なので、他の学部よりはいわゆる「チャラい」人が多い印象です。
(悪い意味ではないですよ!明るくて面白い人多いです)

また、やっぱり数学に強い人が多いですね。
実は経済学部は唯一後期試験が行われていて、理系の人でも受けられるようになっています。
ですので前期で東大理科1類落ちて後期で入学するパターンも普通にあります。
やっぱりそういう人たちは数学超強いですね…!
ちなみに男女比なのですが驚異の9:1です!(笑)
経済学部女子を見つけるのは結構至難の業かも知れませんね。
女の子が多いほうがいいという受験生はお気をつけて…
入試の配点は?
まずは前期から。
国語 | 数学 | 英語 | 理科 | 社会 | |
共通テスト | 40 | 40 | 40 | 50 | 40 |
二次試験 | 110 | 260 | 260 | 0 | 160 |
共通テストの割合が小さく、二次試験勝負なのが特徴です。
そして何より英数の配点の高さ…!
商学部受験者より数学が得意な人が多いため、数学はかなりハイレベルな戦いになってきます!
一方英語はそれほど得意な人が多くない印象ですね。
次に後期。
国語 | 数学 | 英語 | 理科 | 社会 | |
共通テスト | 40 | 40 | 40 | 40 | 40 |
二次試験 | 0 | 400 | 400 | 0 | 0 |
なんと二次試験は英数のみで、それぞれ400点。
後期は難易度も上がっているので、かなり難しい試験と言えるでしょう…。
共通テストは小さいように見えますが、実は足切りラインが9割近いので、共通テストも手は抜けません…!
多分後期で合格する人は前期で合格できると思います。まずは前期合格を目指しましょう!
法学部
これまた名門の法学部ですね!

元々人数が少ない一橋ですが、 その中でも特に法学部の募集人数は少なく、「少数精鋭」感が強い学部です!
ちなみに例年の募集人数は、商255 経255 法155 社220 です。
それでは法学部の特徴も余すことなく解説していきます!
何を学ぶの?
僕自身法学部の授業はあまり取ったことはないので詳しいというわけではないのですが、友達から聞いた情報を元に紹介していきます!
まず法学部は結構自由度が高いです!
主に法学部の授業としては、基礎法部門、公法部門、国際法部門…など
法律の中でも細かく部門が分かれており、それぞれ多くの授業が開講されています。
法学部生は4年間でこれらを満遍なく勉強することもできれば、
興味の高い部門を見つけて集中的に勉強することも出来るそうです!
(僕はこの話を聞くまで「法律なんて全部一緒じゃないの?」って思ってました…)
さてさて、法学部は実は3つのコースに分かれており、どのコースに行きたいかを自分で選択できるんです!
「法学コース」 「国際関係コース」「 法曹コース」 の3つを紹介しますね。
法学コースは、一般の法学部のイメージと近いと思います。
法律を学び、将来官公庁や企業で働く人が多いのだとか。
国際関係コースは、外交官や多国籍企業など、国際的に活躍したい人のためのコースです。
さて注目したいのは3つ目の「法曹コース」。
これは2019年から設置されたのですが、弁護士・裁判官・検察官などの法律家を目指す人特化型のコースになっています!
法律家になるには司法試験に合格する必要があるのですが、これは大学の勉強だけでは難しく、多くの人が大学院へ進学します。
そこでこのコースでは一橋の法科大学院と提携し、入学試験の法律科目の論述試験も免除されるらしいです!
ちなみに一橋の法科大学院は、司法試験合格率が毎年トップですので、まさに名門です…!
法曹コースは魅力的な分、選抜が結構厳しいらしいので、入学後も勉強頑張りましょうね。
学部の雰囲気は?どんな人が多い?
やっぱり賢い人が多いなーという印象です!
そもそも法学って難しいんですよね。
ちゃんと勉強しないといけないので入学後も真面目に取り組む人が多いです。
とは言ってもいわゆる「ガリ勉」みたいなイメージはなく、勉強もしっかりこなす人たち、という感じです。
学部の男女比は2:1で、商・経済学部よりは女性の割合が高いですね。
上でも書きましたが人数が少ないため、その分結束は強いかも?
入試の配点は?
法学部は共通テストの割合が比較的高いです。
国語 | 数学 | 英語 | 理科 | 社会 | |
共通テスト | 50 | 50 | 50 | 50 | 70 |
二次試験 | 110 | 180 | 280 | 0 | 160 |
二次試験の特徴と言えば、とにかく英語がずば抜けて高いこと。
そして他の科目はどれもそこそこ取れる必要があることですね。
したがってまずは英語力をとにかく磨くこと!
そして数学や社会もサボらずしっかり力をつけることが大事です!
社会学部
実は結構珍しい学部です。日本で数少ない社会学部だと思います!
ただその分何を学べるのかよく分かっていない人も多いんじゃないでしょうか?
実は社会学部在籍中の人に聞いても「俺もわからん」って返ってくること多いです(笑)
そんな謎に包まれた(?)社会学部も徹底解説!
何を学ぶの?
実は当プログでも社会学部の子が記事を書いてくれたので、被り気味にはなってしまうのですが、
とにかく学べる範囲が広いです!
一般に「社会科学」に分類される科目は何でも学べると言っていいんじゃないでしょうか。
言語学、教育学、心理学、哲学などなど…
社会学部はそういった科目を広ーく学んでいく、という学部です。
興味のある分野を見つければ、3年以降のゼミで高度なことを学べるらしいので、
「大学で何がしたいかまだわからない…」という人にはもってこいの学部ではないでしょうか!
ちなみに社会学部はいろいろな専門分野の先生が集まっているので、興味のある先生を見つけるのもいいかもしれませんね。
学部の雰囲気は?どんな人が多い?
まず最大の特徴が、男女比1:1!!!!
一橋で唯一無二ですね(笑)
というわけで女性が多いからか、キラキラした雰囲気がある学部です。
あとは英語力高い人がめっちゃ多いです。帰国子女も多いですし、それもキラキラの要因かもですね!
とは言っても別に不真面目なわけではないです!
勉強もリアルも充実して、最高のキャンパスライフが送れるんじゃないでしょうか!!!
(ただし個人差はあります(笑))
あとは授業なのですが、試験ではなくレポートで成績を決める授業が多いらしく、期末の時期は皆何本もレポートを書き上げてる印象です。真似できない…
入試の配点は?
おそらく全学部で一番尖った配点をしているんじゃないでしょうか(笑)
国語 | 数学 | 英語 | 理科 | 社会 | |
共通テスト | 20 | 20 | 20 | 100 | 20 |
二次試験 | 180 | 130 | 280 | 0 | 230 |
まずはやはり共通テストの理科基礎の高さですね。
なんでこんな配点になっているかは謎ですが、理科基礎は特別頑張る必要があります。
そして2次は英社が高いですね…
英語はともかく、一橋の社会は難易度が鬼畜なことで悪名高い(?)ので
受験する人は社会にとにかく注意してください…!
その分数学はそこまで高くないですね。でも捨てるのはNGですよ。
ソーシャルデータサイエンス学部
今後設置される新学部ですが、今の所そこまで情報は多くないです。
ただ興味がある人も多いと思うので、分かる範囲で解説していこうと思います!
何を学ぶの?
基本的に最近話題のデータサイエンスを学ぶと考えて良さそうです。
データサイエンスというのは、端的に言えば
データを元に統計学、プログラミング、AIなどを駆使していろいろな価値ある情報を引き出そうとすること、なのだそう。
特に一橋大学では、経済や政治など、社会科学の範囲でデータサイエンスを活かせる人材を育成することが目的のようですね。
つまり入学後は数学やプログラミングの高度な技能を身に着けることが出来ると思います!
かなりやることは理系チックですが、一橋大学は文系単科大学ながら数学に強い人が多いため、このようなカリキュラムも実施できるんだと思います…!
ちなみに定員は60名で、その分他の学部から定員が削られるようです。
学部の雰囲気は?
流石にまだ募集していない学部の雰囲気は想像でしか語れないので、ご了承ください(笑)
まあまず間違いないのは理数に強い人が集まるということでしょうか。
おそらくこの学部に興味を持つのは数学やプログラミングが好き・得意な人でしょうし、当然といえば当然ですよね。
また、入学後も勉強で忙しくなる可能性は大いにあります。
僕は今年「AI入門」という科目を受講しました。
これはソーシャルデータサイエンス学部の設置に向けて開講されている授業です。
具体的な内容としてはpythonでプログラミングや機械学習を実際にやってみる、という感じなんですが、これがまあ難しかったんですよね。
ちょっとやそっとの勉強ではマスターできないので、ソーシャルデータサイエンス学部の方は結構頑張ることになるかも…
あとはやっぱり男性が多くなるのは避けられないでしょうね。
勿論女性でも興味がある方は多いとは思いますが、理系色が強まるほど女性の人数って少なくなるんですよね…なぜでしょう…
入試の配点は?
入試の配点については現在(2021年8月14日)まだ公開されていません。
一部では「数Ⅲまで必須になるのでは?」という声もあるのですが、個人的にそれはないと思います。
というのも、大学はなるべく全学部で同じ問題を使いたいはずです。
大問1つだけ選択問題に数Ⅲが入る…とかならまだあるかも知れませんが、全く違う問題が出る可能性は低いんじゃないでしょうか。
とはいえ、数学の配点が高くなるのは間違いないでしょう。300点近く数学で占めるのではないでしょうか?
あとは社会も意外と高かったりするかも知れませんね。大学の発表が今から楽しみです。
一橋の強みは?知っておきたい長所を解説!
ここまで読んでくれた方は一橋についてかなり詳しくなったと思います。
しかし!この大学にはまだまだ良さがあるので、ぜひそれも知ってもらいたい!
そんなわけで、僕が思う一橋の強みをどんどん紹介していきます!
留学に強い!
一橋大学は留学制度が非常に充実しています!
特に半年〜1年の長期留学をしたい方には心からオススメできますね。
名だたる名門校が留学先として用意しており、一橋へ学費を納めるだけでそうした有名校で学べてしまいます!
特にアメリカやヨーロッパの大学って学費めっっっっっっちゃ高いんですよね。
普通なら手が出ない大学でも一橋なら行けちゃう、ってわけです。お得…!
さらにさらに。OB会から生活費まで一部出るんです!
本当にOBの方々には頭が上がらないですね。
そんなわけで資金面に関してはかなり徹底的にサポートしてくれます!
「留学したい!」と思ってる人には超オススメの大学です!
ちなみに留学先にはなんとあのハーバード大やオックスフォード大などの超一流校もあります…!

選考はその分かなり厳しいのですが、夢が広がりますね…!
学部間の垣根が低い!
これはよく聞くんじゃないでしょうか?
一橋はどの学部も4年間国立キャンパスで学ぶので、他学部でも仲良くなれたりします。
そして他学部の授業でも自由に取れるのがポイント!
一橋で開講されている授業の9.5割はどの学部生でも受けられるはずです!
もちろん時間割が被っている授業や、1学期に取れる授業数の上限を超える分は受講できないのですが、それでも魅力的な仕組みだと思います。
就職に強い!
僕はまだ就活していないので聞いた話でしかないのですが、一橋は企業からの評価が結構高いようです。
実際、30歳時点での大学別年収ランキングは東大に次いで2位。
40歳以降になると東大を抜いて1位になります!

もちろん今後ランキングが変わる可能性は大いにありますし、個人差も出てくるところなのですが、夢がある話ですよね(笑)
少人数教育!
一橋は全体として「少人数教育」に力を入れています。
学生数が少ない分相対的に先生の数も多く、1人1人をしっかり見てくれます!
特にゼミは充実していて、授業も楽しいです。
(発表の準備は大変だけどね…)
私立大学は特に学生数が多いので、かなり差があるように思います。
「しっかり成長を見てもらう」という意味では一橋は最高の環境と言えるんじゃないでしょうか?
隠さずに言おう。一橋の弱みは??
さて、ここまで一橋を手放しに絶賛してきたわけですが、当然ながら弱点もあります。
「あーここは他の大学に負けてるかもなー」って部分があるのは事実なんですね。
それを隠すのもおかしな話なので、ここでは率直に、僕が感じた一橋の弱みを紹介していきます!
行動しないと人脈は出来ない
いきなりめっちゃリアルな話になっちゃいますね(笑)
一橋は学生数が少ない分、内部では仲良くなるのですが…
一橋以外の人脈を作る機会は少ないように思います。
特に理系の方と繋がることって結構難しいんですよね。
例えば「起業したい!」って思っても、それを技術的にサポートしてくれる仲間がいないと難しかったりするわけです。
総合大学なら大学内に文系も理系もいるのでそういうつながりを作るのは容易いはずなんですけど、一橋はそれが難しい、というのが欠点なのかなーと思ったりします。
国立大学の中でも学費がやや高い
実は数年前に一橋は学費を値上げしました。
これは上で書いたソーシャルデータサイエンス学部設立のためだそうです。
一橋は学費が約65万/年 なのですが、これは他の国立大学と比べると10〜15万円ほど高いです。
私立大学は100万円近いところも多いのでそれよりは安いのですが、やや割高感があるかもしれません…
一応奨学金制度などで負担を軽減することは出来ますが、それでも安いほうがいいですよね。一橋を目指したい方はきちんと保護者の方とお金のことについて相談しましょうね。
一般の知名度が著しく低い
まあよく言われていることではありますね…
特に地元の小学校の同級生に言っても100%伝わらないです(笑)
まあ実際大学受験にある程度真剣に取り組まない限り一橋なんて知る機会ないですよね。
もちろん企業などはきちんと評価してくれるのでそこまで実害を被ることはないのですが、ちょっと寂しいですよね。
ちなみに学生に「一橋知名度低い体験談」を話すと大ウケするので機会があれば是非(?)
おわりに
というわけでながーく語ってきましたがいかがだったでしょうか。
もちろん一日の過ごし方、バイト、サークルなどまだ語れることはあるのですが、それは人によりけりだと思いますのでまた別の機会に。
この記事を読んで少しでも一橋大学に興味を持ってくれたり、受験勉強へのモチベーションにしてくれると非常に嬉しいです。
我々HUECCはこのブログやYouTube、Twitterなどで一橋受験に役立つ情報などを随時発信中です!
よければ他のメディアも覗いていってみてくださいね。それでは(^_^)/~
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