ブログではお久しぶりです。一橋商学部2年のライです!
今回は一橋大の推薦入試について解説しようと思います!
え、一橋って推薦枠あるの?って思った方もいるかもしれませんが、実はあるんです!
誰でも通れるわけではない狭き門なのですが、今回は推薦入試がいかなるものか徹底解説していこうと思います!
出願資格&要件は?

まずは推薦入試に出願するための資格&要件を見ていきましょう!
実は誰でも出願できるわけではなく、かなり厳しい条件となっています!
まずは出願資格から…
①高等学校または中等教育学校を卒業したもの及び卒業見込みの者
②学校長が責任を持って推薦できること
③当該年度の共通テストで指定の科目を受験していること(一般組と同じ条件です。国数英+社会2理科基礎2)
④合格した場合は入学を確約できること
これはおそらく普通かなと思います!
注意すべきは③ですね。推薦入試であろうと共通テストは一般受験と同じように受ける必要があります!
さて、本当に厳しいのはここからです。出願要件を見ていきましょう!
推薦入試に出願するには、以下の資格のうち1つ以上を保有している必要があります!
【英語】 ・英検1級 ・TOEFL iBT93点以上 or CBT 237点以上 or PBT 580点以上 ・IELTS Overall Score 6.5以上
【その他外国語】 ・独検準1級以上orそれ相当の資格 ・仏検準1級以上orそれ相当の資格 ・中国語検定準1級以上orHSK6級200点以上
【その他資格】 ・数学オリンピック予選通過orBランク上位者 ・応用情報技術者試験合格 ・日商簿記1級
どうでしょうか?どれもこれも目を引くような資格ばかりですよね!
これらを普通の高校生が取得するのはかなり難しいので、まさに選ばれた人のみが受けられる入試と言えるでしょう!
選抜方法は?

選抜方法は2段階に分かれています!
第1段階選抜は、共通テストの得点で行われるのですが、これがまた結構厳しいんですよね…
選抜を突破するには一般の出願者も含めて上位30%程度の得点を取る必要があります!
一橋受験生の中で上位3割となると、なかなか上位層ですよね…
より正確に言うなら、学部定員数以内の順位に入っている必要があります。
例えば商学部なら定員は275人なので、275位以内に入っていればOKです!
ということでその年の難易度にもよりますが、最低でも85%以上の得点は欲しいところです!
第1段階選抜を突破すると、2次試験として小論文と面接が課されます。
小論文のテーマは学部ごとに異なるようです。
おそらくその学部に関連したテーマが出題されるのだと思います!
最終的には小論文・面接の成績と、推薦書、調査書などを総合的に判断され、合否が出されます。
ここで合格が出れば晴れて一橋生です!
どんな問題が出るの?対策は?合格者に聞いてみた
さて、この辺りは全て募集要項に書いてある情報なのでもう知ってるよ!という方もいるかもしれません。
やっぱり気になるのは具体的な出題や対策法ですよね。
推薦入試で合格する人は毎年ごく少数なため、調べてもあまり情報が出てこないのも辛いところ…
というわけで今回は今年の推薦合格者2人に話を聞き、実際の問題や対策法について答えてもらいました!
経済学部合格 Hさん
-どの条件で出願しましたか?
数学オリンピックです。高校で数学研究会に所属しており、その会には数学オリンピックを受験する伝統・風潮があったので、その流れで受験しました。
2度受験をし、2度目で予選突破(出願資格を獲得)出来ました。
-出願資格を取られたのはいつごろでしたか?
高2の1月に2回目の受験をし、2月に合格しました。
-共通テストはどれくらい得点されましたか?
88%でした。特に変わったことはせず、駿台や河合の問題集で対策していたと思います。
-推薦入試の対策は何をしていましたか?
そもそも推薦対策はあまりしていなかったです。
小論文対策は慶應経済の過去問を使用して、面接は直前2日のみ対策しました。
-一般入試も考えていたと思いますがどんな勉強のバランスでしたか?
基本的にすべて一般受験向けの勉強なのでバランスは10:0でしたね。推薦対策は本当に直前のみ行いました。
-2次試験本番はどんな問題でしたか?手応えはありましたか?
小論文は「格差」について、自分で広げて書く問題が出題されました。二問あり、文字数はそれぞれ800字です。大学側から問題と出題意図が公開されているので、そちらを参照してみてください。↓
https://juken.hit-u.ac.jp/admission/info/ito_21.html
面接では、面接官側が小論文のコピーを持っており、記述内容の根拠、自身の考えなど、その内容について掘り下げて質問される形式でした。他には
・志望理由
・入学後に入りたいサークル
・自分の短所
・得意科目と苦手科目
など、1人当たり20~30分程度の時間だったと思います。面接官は3人いて、真ん中の方が小論文のコピーを持っていて司会のような感じでした。横の人は優しめで、ちょこちょこ質問してくる感じです。1対3なこともあり、やや圧迫感がありましたね…。
小論文についての質問が1番多かったんですが、うまく答えられず、死んだと思いました(笑)理由・根拠を聞かれた際に、新聞を読んだ程度で根拠ないです~と答えたこともあり、かなり合否は不安でした。
-小論文や面接の質問内容などから、一橋はどんな人材を求めてると感じましたか?
世間の情勢に気を配りつつ、それらに対して自分の意見を持てる人材だと思います。日頃からニュースをみて色々考えることが大切だと感じました。
法学部合格 Tさん
-どの条件で出願しましたか?
英検1級です。
-出願資格を取られたのはいつごろでしたか?
高2の2月だったと思います。
-共通テストはどれくらい得点されましたか?
777点でした、、、本当はもっと取りたかったですが😭
-推薦入試の対策は何をしていましたか?
基本的にはずっと一般対策をしていたのですが、高3の8月頃から自己推薦書を書き始めて、共通テスト後に面接・小論文の対策を始めました。
面接の対策としては、先生と模擬面接をしたり、自己推薦書に書いた内容についてもっと知識をつけるために本を読んだり、動画を見たりしていました。 小論文の対策は、慶法の過去問をひっぱってきて書いていました。あとは小論文頻出のトピックについて本を読んだり。 思い返してみるとひたすら色んな本を読んでいた気がします笑
-一般入試も考えていたと思いますがどんな勉強のバランスでしたか?
自己推薦書に書く内容を考えたり調べたりを推薦対策と捉えたら、共通テストまでは一般:推薦=8:2くらい?(でも12月は共通テスト対策をがっつりやっていました。)
共テ後は、謎に推薦の一次選考を通る自信があったので3:7くらいでやってました!
-2次試験本番はどんな問題でしたか?手応えはありましたか?
小論文は自由と責任についてでした。A4 3ページくらいの文章を読んで、2つの問いに対して大体150〜180字で答える、みたいな感じでした。手応えとしてはあまりなくて、正直結構難しかったです、、、(慶応法の小論文と比較すると、まだ文章は読むやすいかな〜っていうのは感じました。でも慶法の小論文を書くような書き方をすると文字数をオーバーしてしまうので、書き方には悩みました。)
面接は、まず小論文の出来を聞かれて、そこから志望理由を5分でしました。(このときまさか5分もするなんて思っていなくて、用意していた志望理由を頑張って伸ばしに伸ばしました。)あまり自己推薦書に深く踏み込んだ内容は聞かれなかった印象があって、調査書に関する内容が結構聞かれた気がします。(あと今年の法学部の受験者数が多かったからか、小論文に私が書いた内容については一切触れられなかったです。)
自分的に難しかった質問をいくつか挙げるとすると、
「あなたがこの大学に入るとどのような良いことがあるのか?何をもたらしてくれるのか?」
「人と人材の違いはどのように考えるか?」
など。後者に関しては私が自己推薦書で人材という言葉をたくさん使ったため面接官が気になったそうです。
でも一つ強調したいのは、全く圧迫面接ではなかったです!!むしろすごい優しくて、面接の質問もどれも答えやすいものばかりでした。帰国受験の子たちの話を聞くとそちらはかなり圧迫面接だったそうですが…。
-小論文や面接の質問内容などから、一橋はどんな人材を求めてると感じましたか?
難しいですね、、もう記憶が薄れつつある中での回答にはなるのですが、、自分らしい答えをちゃんと言える人を求めているんじゃないかなぁと思います。型にハマった答えなんかを言うより、ちゃんと自分の考えを持ててそれを言語化できる人を求めている気がします。なので面接官の方も、落とそうとするというよりも受験生を知ろうとして色んな質問を聞くし、それが時には難しいかもしれないけれど、自分が思ったまま感じるままに答えると良いと思います。
でも正直な話、一次選考を通れば(例年通りであれば)二次選考は大体の人が通るので、そんなに気を揉まなくていいと思う、っていうのは伝えたいです!推薦二次の心配をするよりもまず一次試験(=共通テスト)を頑張ろうっていうのは伝えたいですね。
おわりに
いかがだったでしょうか?かなり厳しい要件ですが、合格のチャンスも増えるので出願要件を満たしている方は是非利用しましょうね!
また、一橋の推薦入試受験生用のLINEのオープンチャットを用意しています!このオープンチャットは昨年も利用したもので、実際に合格した方もいらっしゃるので是非気軽に利用してくださいね!
オープンチャット「一橋推薦入試受験者用」 https://line.me/ti/g2/3M2p3gIyvkUhUQf9E9lRCCwMnLR2bfuoUdSOOQ?utm_source=invitation&utm_medium=link_copy&utm_campaign=default

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